難病(潰瘍性大腸炎・クローン病)を克服するための食事法

現行の食事療法の中で
クローン病や潰瘍性大腸炎のような
難病を完治に導くための食事法は
『糖質制限食』である。

健康を志向する為の食事療法は
それこそ星の数ほど存在する。

しかし、
どれもこれも
思想・イデオロギーと強く結びついており、
安易にハマり込むと、泥沼に引きずり込まれて
身体を破壊し尽くしてしまう。

そんな中、
現行の人体生理学と照らし合わせて
唯一、信頼のおける食事療法が、
『糖質制限食』である。

クローン病を自力で克服した中野の鍼灸師加藤資

糖質制限食って何?

糖質(炭水化物)の摂取を出来るだけ低く抑え、
血糖値の乱高下を極力抑えるための食事法。
糖尿病やメタボリックシンドローム、
ダイエットの為に用いられる。

高雄病院病院理事長の江部康二医師により提唱された。

下記は、
江部医師の掲げる「糖質制限食十箇条」である。

  1. 魚貝・肉・豆腐・納豆・チーズなどタンパク質や脂質が主成分の食品はしっかり食べてよい。
  2. 糖質特に白パン・白米・麺類及び菓子・白砂糖など精製糖質の摂取は極力控える。
  3. 主食を摂るときは未精製の穀物が好ましい(玄米、全粒粉のパンなど)
  4. 飲料は牛乳・果汁は飲まず、成分未調整豆乳はOK。水、番茶、麦茶、ほうじ茶もOK。
  5. 糖質含有量の少ない野菜・海草・茸類は適量OK。果物は少量にとどめる。
  6. オリーブオイルや魚油(EPA、DHA)は積極的に摂り、リノール酸を減らす。
  7. マヨネーズ(砂糖無しのもの)やバターもOK。
  8. お酒は蒸留酒(焼酎、ウィスキーなど)はOK、醸造酒(ビール、日本酒、など)は控える。
  9. 間食やおつまみはチーズ類やナッツ類を中心に適量摂る。菓子類、ドライフルーツは不可。
  10. できる限り化学合成添加物の入っていない安全な食品を選ぶ。

(http://www.ktk-kyoto.jp/about.htmlより引用)

なぜ糖質制限なのか?

現代社会の食を見渡せば、
右も左も糖質だらけである。
(外食産業などが良い例)

勿論、
それが必ずしも「悪か?」といえば、
そういう訳ではない。

各国の伝統や個人の趣味・嗜好にまで
口を挟むつもりはない。

しかし・・・

『糖質を摂取すると、血糖値が上がる』

これは変えることのできない
生理学的事実である。

そして、
この事実こそが、
疾病を持つ人間にとっては
治癒を阻害する不都合な真実となってしまう。

現行の食事指導との齟齬が生まれる・・・

炎症性腸疾患における標準食事指導は、
(いわゆる)消化の良いもの+成分栄養剤で
一日の総カロリーを補うことを主としている為、

  1. 高エネルギー
  2. 低脂肪
  3. 低残渣

が基本となり、
炭水化物に低脂質の魚料理が食事指導の根幹となる。

しかし、
ではその食事指導で治った人間がいるのだろうか。

寡聞にして聞かない。

なぜならそれは、
寛解期の維持を目的にしている為であり、
「如何にして治しきるか?」
という視点が欠けているからに他ならない。

西洋医学における難病治療のガイドライン上、
そうする他ないのだが、
(極めて悪意のある言い方をすれば)
「生殺し」である。

寛解期を維持する為に、
「消化に良いから」とおかゆを食べ、
食事ごとに血糖値を跳ね上げ、
治癒を自ら遠ざけてしまっているのが
現行食事指導の実際である。

血糖値の乱高下によって起こる身体への弊害

人の身体には
血糖値を上げるホルモンが
5種類存在する。

それに対し、
血糖値を下げるのは
‘インスリン’の1選択のみ。

これは
人類の長い歴史により編まれた
人体プログラムなので、
おいそれと変えることができない。
(これからの進化によって変わる可能性はあるが)

では、
血糖値の乱高下が人体に
どのような影響をもたらすのか。

一例をあげると、

  • ドーパミン・セロトニンなど神経伝達物質の過剰分泌
  • 脳の報酬系が作動することによる中毒性反復
  • 高血糖による酸化ストレスで血管への弊害
  • 膵臓の疲弊から始まる内蔵機能の低下

などなど、
体内環境が常に不安定な状態に置かれてしまう。

人の身体には
自己再生する仕組みが備わっているが、
それが100%の力で発動する為には
体内環境の安定性が必須。

それを思えば、
毎食ごとに
血糖値の乱高下を起こしていては
「治癒とは程遠い状況である」
としか言えない。

まとめ

血糖値の乱高下を防ぎ、
人体に元より備わった治癒力を活性化させる。

それが治癒の基本。

その為には、ある一定期間、
糖質摂取を極力控え、
血糖値の安定化から身体環境の保全を行い、
自己治癒力を引き出し続けていく。

それが出来るのは、
糖質制限食(及びケトン食)のみである。

 

 

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